TOMOROKOバッグの原点

使い古されたバッグ画像で失礼します。

現在も使用しているのですが、ふとこのバッグについて記してみるのもいいかもと思いまして。

 

 

現在16歳の息子が生まれてすぐに作ったもの。

初めての出産&子育て。

ママになると外出時はたくさんの物が必要なのね!

妊娠中にマザーズバッグというものを知り、いろいろ探しました。

第一印象はポケットがとても多い、ということ。

とにかく収納という部分がよく考えられている。

通販で注文し、使ってみたのですが・・・。

そのポケットの多さに参ってしまったというか(笑)

 

きちんとその場所にしまわなければいけない、すぐに物を取り出したいときにファスナーなどの金具が面倒。

などなど、私にはとても窮屈な印象がありました。

素材も、防水などに配慮されているけれど、好きな質感ではない・・・。

 

気付いたら、自分で作っていました。

シンプルで、ざっくりしたバッグ。

完成したとき「そうそう、こんなのが欲しかったのよ!いいのができた!」と自画自賛したっけ。

大量の紙おむつ、着替え、哺乳瓶や離乳食の道具、玩具。

ポンポン出し入れしやすくて、さっと肩掛けできて、手持ちの洋服と合わせやすくて。

子どもの成長とともに入れる物は変わっていきましたが、作ってから7年ほど本当によく使いました。

今は私の習い事用に使用しています。

 

本格的にハンドメイドで仕事をしていこうと考えた時、真っ先に頭に浮かんだのがこのバッグでした。

帆布を使用した、暮らしに寄り添うシンプルなバッグ。

そう決めてから、帆布を探して。

現在使用している倉敷産帆布に出会い・・・。

その後数千点のTOMOROKOバッグがお客様のもとへ旅立っていくことに。

 

このバッグはもう16年も経つので、さすがに持ち手部分にダメージが出ています。

それもなんだか愛しくて。

おそらく一生捨てられないと思っています。